2010年8月20日
中国の成長を体験した、上海万博での出来事
私は、今年も学友外国語学院の中国語コースの生徒の現地研修のため、湖南省の張家界と上海万博に行きました。
そのとき私は、天国と地獄の両方を体験することになりました。それは、日本産業館の後ろの2階にあるケンタッキー店の隣のトイレで、私の全財産を入れたリュックをフックに掛けたまま、忘れて出て来てしまったのです。気が付いてすぐトイレに行きましたが、もうリュックはありません。リュックには、パスポート・帰国のチケット・中国の銀行通帳二つ(暗証番号付)日本の銀行のクレジットカード3枚・日本円10何万円と人民元数千元、それから携帯電話二台(中国用と日本用)メガネ等が入っており、これが無くなると、私も生徒も旅行を続けられなくなるということです。もう気が遠くなりそうな私は、そばの店の男性店員にどうすればよいか尋ねると、彼はすぐ110番に連絡してくれました。
5分くらいで警察官が二人来て、色々対応してくれました。トイレの周辺・ゴミ箱まで探してくれましたが、とにかく、万博の忘れ物の係には届いていないということでした。
もう私は、泣きたい気持ちでした。すると、そのとき、コンパニオンの人がリュックを係員のところに持ってきたのです。(お客さんが届けてくれましたと言って)それは、紛れもなく私のものでした。すぐ中身を確かめると全く元通りでした。毎日40万人の人が出入りしている万博会場で、忘れ物が戻ってくるとは考えられず、絶望状態だった私は、それがすぐに戻ってきたのに信じられない気持ちでした。心配してくれていた生徒たちと抱きあって嬉しくて、みんな涙ボロボロでした。
私は、中国で生まれ育っただけに、忘れ物が戻ってくるなど全く期待できない国だということはよく知っていたので、まさか、それが、この万博会場で戻ってくるとは、夢のような出来事です。やっと落着いた私は、上海万博によって、中国人の心が飛躍的に向上したことをはっきりと教えられた思いです。
私のリュックを届けて下さった方にお礼申し上げますと共に、日本人の皆様にも、中国人に対するイメージを改めて頂きたく筆をとりました。
禹 成 姫
そのとき私は、天国と地獄の両方を体験することになりました。それは、日本産業館の後ろの2階にあるケンタッキー店の隣のトイレで、私の全財産を入れたリュックをフックに掛けたまま、忘れて出て来てしまったのです。気が付いてすぐトイレに行きましたが、もうリュックはありません。リュックには、パスポート・帰国のチケット・中国の銀行通帳二つ(暗証番号付)日本の銀行のクレジットカード3枚・日本円10何万円と人民元数千元、それから携帯電話二台(中国用と日本用)メガネ等が入っており、これが無くなると、私も生徒も旅行を続けられなくなるということです。もう気が遠くなりそうな私は、そばの店の男性店員にどうすればよいか尋ねると、彼はすぐ110番に連絡してくれました。
5分くらいで警察官が二人来て、色々対応してくれました。トイレの周辺・ゴミ箱まで探してくれましたが、とにかく、万博の忘れ物の係には届いていないということでした。
もう私は、泣きたい気持ちでした。すると、そのとき、コンパニオンの人がリュックを係員のところに持ってきたのです。(お客さんが届けてくれましたと言って)それは、紛れもなく私のものでした。すぐ中身を確かめると全く元通りでした。毎日40万人の人が出入りしている万博会場で、忘れ物が戻ってくるとは考えられず、絶望状態だった私は、それがすぐに戻ってきたのに信じられない気持ちでした。心配してくれていた生徒たちと抱きあって嬉しくて、みんな涙ボロボロでした。
私は、中国で生まれ育っただけに、忘れ物が戻ってくるなど全く期待できない国だということはよく知っていたので、まさか、それが、この万博会場で戻ってくるとは、夢のような出来事です。やっと落着いた私は、上海万博によって、中国人の心が飛躍的に向上したことをはっきりと教えられた思いです。
私のリュックを届けて下さった方にお礼申し上げますと共に、日本人の皆様にも、中国人に対するイメージを改めて頂きたく筆をとりました。
禹 成 姫
- by 学友外国語学院
- at 16:58
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